2026年1月26日月曜日

旅館さんからのご相談も受け付けております

こんにちは木工定食です

旅館さんからの依頼も賜っています


今日はちょっとしたご案内です

弊社は個人のお客様からの修理、調整の依頼もお受けしておりますが
同じ様に近隣の施設、旅館さんからも直接電話でご相談いただく事があります
内容は主にメンテナンス、修理的な事が多いです
問題なく対応させていただいているのですが

基本的には普段付き合いのある設計事務所さんや建設会社さんが
いらっしゃればそちらにご相談をしていただいた方がいいですよとお話ししています
なぜかというと今までの修理歴や建物の状態を把握していたりするので
元請けさんに相談すると話が早いと思います

近場では伊豆長岡温泉があるので数軒お世話になっている旅館さんがあります
内容は一般の住宅のお客様と変わらず
障子紙の張り替えから金物の不具合による取替など行なっています

ただ突発的な要望ですと予定が組めれば迅速に対応しておりますが
なかなか予定が合わない事もありますので
不具合など感じ始めましたら早めのご相談をお勧めいたします

お気軽にご相談ください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

055-949-2039

2026年1月21日水曜日

最近の建具の使われ方について

こんにちは木工定食です

建具屋の製作するドア、引き戸のイメージってありますか?
多くが障子や襖など和のイメージが浮かぶ方が多いと思います
実際は和風洋風関わらず製作してます

ここでイメージに浮かびやすい和の建具について考えてみました
昔は日本家屋というと自動的に障子、襖という造りが多く
選択の余地がなかったのではないかと思ってます


障子は今「イケてる」のか?


ここ数年有名建築家やデザイナーの写真に
障子を取り入れた空間が映っていたりします
流石にイケてる感じで取り入れられてます

障子というと「和室にあるもの」「実家っぽいもの」

そんなイメージが強かったと思います。


障子は「仕切り」ではなく「装置」になった


従来の障子は部屋を区切る、視線を遮るためのものでした。

ところが最近の設計では、

障子は空間をコントロールする装置として使われています。

文字だけだと似ている様に思えますが

演出的な要素として取り入れられている気がします

光を柔らかく拡散させる、奥行きをつくる

空間の輪郭をぼかす


壁でもガラスでも無いちょうどいい曖昧さ

今の住宅デザインに取り入れられている気がします


デザイン視点で見る、障子の印象


設計事例の写真を見ると決して和風だからという印象は受けません

どちらかというと柔らかさ、曖昧さを

周辺の素材と組み合わせて空間を魅力的にしています

これは障子は「和」の演出ではなく

空間の質を高めるための要素として使われています。


障子が持つ「柔らかさ


デザイン的に注目されがちですが

障子は機能面でも優れています。

直射日光をやわらかくしたり昼と夜で表情が変わる

視線は遮るが、気配は伝える


この「完全に遮らない感じ」は現代の住宅で求められている

心地よい距離感と通ずる面が多いのではないでしょうか




伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月19日月曜日

番付表の額製作

こんにちは木工定食です

今回は今までで初めての製作物で

大相撲の番付表を飾る額の製作

をさせていただきました

大相撲の毎場所発行される番付表
画像なので目にしたはありましたが
実施手にして拝見することは初めてでした

番付表は飾ったりすると縁起が良いそうですね

少し調べてみると普通の四角いフレームで出来たタイプや
『入』の字をモチーフにした形状のタイプがあります
四角いフレームタイプだと既製品で事足りてしまいそうなので

『入』のタイプで壁掛けを考慮した仕様と
オリジナルの形状のタイプの2パターンで提案させていただきました


定番スタイルとオリジナルという括りで考えてみました

選んでいただいたのは右のオリジナルタイプに決めいただきました
個人的には自分もこのタイプが気に入っていたデザインになります
アイコンとして強く示したい場合だと入タイプかなと思ってたので
どちらを選んでいただいても大丈夫という思いでしたが
オリジナルの方が個人的に思いが乗っています

このタイプは規格品では見ることも無いので
オーダーで造るならではという路線です
シンプルでありながら日本や社を彷彿させるデザインかと思います
という事で結構自分でも気に入っていたデザインなので
こちらを選んで頂けて嬉しかったです

材料は今は入手できないと言われている台湾桧を使用しました
ガラス部分はアクリル板を入れてます
框組の外枠に20ミリの額縁を被せています
取り外しは裏の留め具で普通の額と同じ様な造りにしています

飾る場所はピクチャーレールがある環境なので
上部にフックを掛けれるカンをつけました





奥行きは絵の額より掲示面が前面に来る様な寸法で造りました
番付表は字も細かかったりするので
枠の縁から奥まらない方が迫力が出ます
実際番付表を入れてみるとイメージ通りにできた感がしました
本体の仕上げはワックスを塗って自然な仕上げにしています


今回は初めての製作物で貴重な経験になりました
ありがとうございます


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月9日金曜日

飾り額 ウォールナットとチーク

こんちは木工定食です

カレンダーを飾る額を製作しました



基本的にお任せという事で製作させていただきました
外周の枠は無垢材のチークで製作してます
こだわりポイントとしては正面側に板目が出るようして
枠の内側、外側共R面を加工してます
板目の木目がR形状に繋がっていくのが個人的に好きです

もし柾目を正面に持ってくるならR面は取らないで
直線のイメージでカチッとした方が
柾目が生きてくるような気がしてます
ここは主感なのでただ好きってだけです

バックの板はウォールナット突板の柾目です
この辺もバックの柾目とメリハリを付けたかったので
枠のチークは正面を板目にした要因にもなってます



仕上げは艶消しのウレタンクリアです
木肌の質感が出る様にオープン仕上げにしてます


塗装はしてますがナチュラルな仕上がりになりました



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月8日木曜日

欄間障子を後から付けました

年も明けて2026年になりましたね
本年もよろしくお願いいたします
木工定食です

前回の投稿からしばらく開いてしまいましたが
年末は恒例の障子の貼り替えや急な金物の取り替え等色々ありました
ブログに掲載できない製作物もあったりといろいろでしたが
無事終える事ができてました

そんな中から住宅の中にある実用的な案件のご紹介になります

欄間に障子を後から取り付けました


座敷の欄間にはいろいろありますが
彫刻された板や空間が開いている設えの欄間を取り入れた座敷は多いいです
欄間障子が入れてある場合はいいのですが
この空間があると空調が効きにくいです
今回は空間の空いた欄間に障子を取り付けました

築40年ほどになるそうですが
来客がある際は和室に泊まってもらう事があるそうで
冬も夏もエアコンが効きにくいという事から相談いただきました
実際板で欄間の部分を塞いでおられました



裏側は楔を入れてあり
建具の入る溝の付いた敷居と鴨居部材はありません
採寸したら奥行きに障子1本入る奥行きがありました
FIX形式で欄間に障子を入れる事になりました


そして施工後がこちらです
裏側からの写真を撮り忘れましたが
障子の上下に鴨居と敷居になる溝を加工した部材を取り付けてます
裏から見ても自然な仕上がりです
施主さんにも満足していただき
もっと早めにやれば良かったと言っていただけました
と工事は終わったのですが

欄間ってなんであるのかな?個人的に思ったわけです
単純に見た目だと薄々思っていた程度でしたが
ちょっと検索してみました
機能的には採光と換気の役割で設けていたそうです
こちらのお宅も全体的に風通しが良く造られているようで
夏場はよく風が通るとお話を伺いました
確かに30年ほど前は夏場の夜はエアコン無しで寝てたなと思いました
窓開けっ放しで寝てると朝方肌寒くて
喉痛くなっていた事もあったなと思い出しました

近年は夜もエアコン掛けないと寝れませんよね
気候が変わって今では空間の空いた欄間は
効率的で無くなってしまったようです


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年10月31日金曜日

オーダー建具製作

こんにちは木工定食です
季節もようやく秋めいてきましたね

建具の造り替えをさせていただきました


造り替えなので戸厚や寸法には制限があります
当初概算の金額をお伝えご検討いただいたところ
どうせ造るなら少しこだわった引戸にしたいとの事で
デザイン以外の使い方などから改めて話してもらいました
そこでまとまったのが図面のデザインになります



一見デザインの違う引戸を2枚引き違い引き戸として造っただけに見えますが
使い勝手に少し工夫を取り入れてます

左側の戸は極力目立たないようにという事で壁と枠と同じように
白い単色の面材で製作します

右側の扉がメインでトイレの扉になります
店舗のトイレの扉なので来店されたお客さんには
トイレは青の扉ですという認識で使ってもらうという
意味でこのような形になりました

あので左側はバックヤードとしてランドリースペースになります
なので目立たないデザインがテーマです

メインの扉は当初単色の青いポリ合板で検討していましたが
支給してもらうアイアンの引き手に素材感があるので
建具の面材も少し素材感の感じられる仕様の方が良いかなと思い
提案させていただきました

質感を求めると無垢の框組だと高額になってしまいますし
板張りだと既存の枠に収まらない厚みになってしまいます

そこで突板を使った板張り調のデザインでもう1提案させていただきました
サンプルで製作した板を見てもらったら気に入っていただけました


支給の引き手は斜めに取付
インパクトと質感のある引き違い戸が出来ました

お客さんもイメージ通りの仕上がりに出来たと言っていただけてよかったです
今回は引き違い戸の新たな使い方の勉強にもなりました



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月18日木曜日

障子紙 普通紙、ワーロンシートについて

こんにちは木工定食です

ここのところ障子紙の貼り替えの案件が入ってきてます
お電話でのお問い合わせもいただいたりしてます
季節の変わり目で動いてきた様に感じます
春、秋に張り替えるのが一番いいかと思います
どうしても年末の大掃除時期にというイメージがありますが
以外に障子、襖を引き下げてみると寒さが違かったりしますので
この年末に貼替えなでお考えでしたら少し涼しくなる秋口にどうでしょうか?


今日は紙の種類についてご紹介しようかと思います
当方では2種類で提案させていただいてます

まず普通紙

大体の一般家庭の障子ではこの普通紙で貼り替える事が多いです
原料が紙のみでできていて昔からある材料です

もう一つはワーロンシート

樹脂のシートに障子紙を貼り付けた様な材料です
こちらは鋭利な物で突き刺したりしない限り破れる事はありません
施工方法も専用の両面テープで貼ります
こちらの材料は多様な人が利用する様な場所に取り入れる事が多いです

障子の本数が多くなると価格がかなり変わってくるので
見積もりを提案させていただき
検討していただいて決めていただいております

たまにどっちが良いかな?という相談をされた時は
3、4年に一度貼り替えの依頼をする事などが面倒でなければ
普通紙を進めさせていただいてます

とは言ってもワーロンシートも良い材料です
貼った見ためは普通の障子紙と変わりませんので
気になる場合は切れ端サンプルを実際に見て触ってもらってます


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月15日月曜日

蔵戸の製作

こんにちは400回目の木工定食です

蔵戸の造り替えをさせていただきました

まず現調に伺った時の状況を紹介します
既存の引戸自体蔵を建てた他当時の建具だと思います

画像は 左:外側 右:内側

蔵戸本体の材料は欅(けやき)上部の格子部分は桧(ひのき)で製作されてます

内部側の画像を見ると建具の腰板裏側に戸締りの仕掛けがあるのですが
この造りオートロックの様な造りになっています
引戸を閉めきると敷居に加工された穴に
建具についている部材が落ち込み扉が開かなくなる仕組みです
開ける時は鍵棒を表の腰板の穴から入れて
刺さっている部材を持ち上げて解錠する仕組みです

シリンダーの様な鍵では無いですが外側から開ける時は
引っ掛ける場所をわかっていないと開けられな様なとコツがあるので
使用している人じゃ無いと手こずるみたいです
原始的ですが所有者じゃ無いと開けにくいという事が
鍵になっていると思うと面白いな思います

また戸車が入っているのですが磁器のような素材でできていましした
個人的には初めて見ましたガイシに似た様な素材感でした

造り替える建具のお客様からの要望は
もっと軽くて戸締りできれば良いとの事でした

既存と同じ様な仕様で製作するとかなり金額がかかるので
フラッシュ造の杉板貼りの建具と木製雨戸の造りの建具で提案させていただきました
どちらも今度は甲丸レールを取り付けて戸車で動く仕様にします
戸厚も50ミリほどと厚いですが
ベアリング入りの戸車にすれば引き心地はスムーズにお使いいただけます

見積もり前に既存の施工場所をレーザーを使って採寸したのですが
年数も経過していることから傾きと捩れが発生してます


また現状敷居にレールを取り付ける場所がないので
上の写真の建具のはまっている空洞の溝の部分に下地を埋め込む事にしました
水平も取れていないのでこの部材を施工する際に水平もみて取り付ける事にします
という調査を踏まえ2案の提案をさせていただき杉板張りの案にきましました
両面杉板になるので丈夫ですし見た目もいいと思います



杉板は最終的に防虫効果のある塗料で塗装するので
節有りの材料を選んでます節ありといても生き節の綺麗な材料です
塗装も焦げ茶なのでほぼ問題ないです
無節にすると見積もり金額もかなりあがってしまうので今案件には適材かと思います


今回鍵はひとまず必要ないとの事だったので取り付けませんが
一応下地は入れときましょうという事で杉板の内部には下地を仕込んでおきます
今後必要であればシリンダー錠の取り付けはできる様に製作しました




今回製作した建具

フラッシュ造という造り方の両面杉板貼り
防虫防腐塗料 ガードラックラテックス(水性)

サイズ

高さ1880×幅1040 戸厚51ミリ


仕様

甲丸レール、ステンレスベアリング入り丸戸車36ミリ
引手 NO327-S 角引手 スレンレス製

という事で杉板の板戸取り替え完了です
最後の調整もうまくいきスムーズな使用感になりました

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月10日水曜日

バイク荷台BOX

夏が長いですね
こんにちは木工定食です

バイクの荷台BOXの製作しました


今回は番外編的な内容のご紹介です
先日バイクの荷台に取り付けるBOXを製作させていただきました
ふらっと寄っていただいたお客さんで
たまに工場の前を通る時に気にしていただいたようで
今回お寄りいただきました

初めは工場売り場に置いてある非売品のベンチを目にしていただき寄ってもらえました
結果的に非売品のベンチはかなり気に入っていただけた事と
現品渡しで良いならという条件でお売りしました

また時間と材料が余ったら製作しておきます


スケボーを連想させる形のベンチなんですけど
来社された方に座っていただき打ち合わせをする際に使用しておりました
また材料が余ったら製作しておきます
非売品なんですけど結構褒めてもらえるのでもっと日の目に当ててもいいかもしれません

という事で本題の製作したBOXです
まずバイクにてお寄りいただいたので荷台の寸法を採寸しながら
要望をお話ししていただきました
とにかく綺麗な木より古ーい木が良いなという趣でお任せという内容です
弊社では古材的な材料は特に扱っていないので
ダメージ加工というか古く見せる塗装で仕上げる感じでどうでしょう??
という話をさせていただきました
結構即興的な打ち合わせで材料も含め後日提案させていただく事に

と昨年工場を整理している時に奥の方から現れた
ラワンの板がある事を思い出しました
出してみると結構良い感じの状態でこれ良い感じになりそうだなと
一度見ていただく事にしました

再来社していただき材料も気に入っていただき
金額も了承をいただいたので製作させていただきました

実際BOXをバイクに接続する作業はバイク屋さんで取り付けてもらいました
設置後にも寄っていただき自分も完成形が見れました



ラワンの焼けが雰囲気を出しているBOXになります
ちなみにこの材料はもう無いので唯一無二のBOXになりました

お客さんはBOXを黒に塗るか迷っていました
おそらくどちらも有りですが
個人的には塗らない方に1票入れさせていただきました
ここは好みだと思います

乗ってこられたバイクもかなりヴィンテージなバイクで
とても綺麗に所有されていたので
物を大切に使ってくれそうな方に使っていただけそうで
作り手側も嬉しいです

今回はこだわりと想いの詰まったBOXを製作させていただきました
建物に限らず趣味に関する製作物の相談をいただく事もあるので
お気軽にご相談ください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月2日火曜日

リビング収納製作と脚金物の事

こんにちは木工定食です

リビングに置くキャビネット収納の製作をしました

普段は壁に固定して取り付ける形の造作家具が多いいのですが
今回はお客様からの要望で置き家具仕様の製作になりました

ご要望はA4ファイル関連が入る事とバッグが置ける事です
周囲はウォールナットの突板を基調としたインテリアなので
面材は既存の突板に似ているポリ合板とメラミンを使用してます
天板にメラミンを使用して天板の縁はウォールナットの無垢貼り仕様
無垢だと面が大きめに加工できるため手触りもやさし感じに仕上がります

シンプルな収納なので大きさで存在感を調整する感じです
検討用にCGを2種類幅900と幅1200イメージです
容量的には幅900でも十分というところですが
リビングが広いので幅1200の方がしっくりきますね





奥行き寸法は450未満で検討しているので材料の部取りも効率良いデザインです
スペース的には奥行き600くらいまで可能ですが
奥行きが深すぎると内部に入れる物によっては出しにくくなる事があります
今回は書類関係と後は小物という事なので450未満で提案させていただきました

内部ブラックと他の収納と同じ仕様にしてます


完成がこちらです
光の反射で天板と扉が違く見えますがね
実際は自然な感じです


とここまでが完成しましたという事ですが
今回勉強になったというか
明らかになった事がありましたので
こちらもご報告です

今回置き家具という事で脚を金物で選定していたのですが
金物の脚金物となると普段取り扱っているメーカーだと
ほぼ種類がなくマットブラックとなるとほぼ一択でした
下の画像の様な円筒の形状か角形状かしかありませんでした
打ち合わせでお客様から
『少しテーパーに絞れた脚がいいよね』
という話にもなったりした事もあり

もう一度調べな直しましたが造り的に確証持てそうなメーカーだと
WEBでは手元のカタログ程度しかヒットせず。。。

楽天、Amazonでは中国、ベトナム等の海外製の物なら
見た目的に理想とするテーパーの脚金物が出てきました
ですが製作する側から考えるとメーカー物と海外物だとどうしても
メーカ物の方が安心感があるんですよね

そんな事を考えていながら
別の業界の金物なら世に出にくい業界物の脚金物があるのかなーと考え
心当たりのあるソファーを製作している会社さんに相談してみました
ソファーって脚金物使うよなと思ったのですが。。。

電話して簡単に説明すると全く同じ悩みというか問題を抱えているらしく
話の内容を理解していただくまでの時間は一瞬でした
鏡面、クロークだと多少はあるそうですがブラックだと皆無みたいで
やはりネットで出てくる外国製の脚金物になるそうです

ソファー屋さんの社長さんも言ってましたが『メーカー物で探したいよねー』
この思いは共通している様です

色々考えましたが記載されている対荷重をクリアしている事と
口コミなどをしっかり検討した上これなら良いかもという物を選び
施主さんに相談して了承、採用という流れになりました
下のBタイプのストレートが選んだものです



構造的にシンプルなので手元に届いて造り見れば使えるかは判断できるかな
という所も今回取り入れた経緯になります
で実際手元に届いた感じは問題と判断したので取付けました
同じ様な形で数種類ありましたがこれにしてよかったと思います

という事で脚物の金物ブラックが業界では無いです
これ盲点じゃないか、結構需要はあると思うんですけどねー

置き家具もお気軽にご相談ください



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年8月27日水曜日

寄付札、寄付額の製作


こんにちは木工定食です

ここのところお寺関係の製作の記事が続いておりましたが
今回もお寺関係の製作のご紹介です
ちなみに前回までのお寺さんとは別のお寺さんになりますが
ご依頼をいただきました

寄付札、寄付額( 寺院 / 本堂 )の製作をしました


        
本堂に行くと見る事があると思いますが
寄付をしてくれた人の名前が書かれた名札を収めた額です
一枚一枚嵌め込む仕様になっていて額本体に並べて掲示されてます
自分も見た事はありましたが製作するのは初めてでした

名札の嵌め込み方はいわゆるケンドンという方式で
大きさは違えど木製引戸と一緒です


サイズは既存で使用している札を基準に
札一枚のサイズと必要な枚数を元に本体の大きさが決まりました
寄付札の収まる右側には大きめの板を仕込んでます

材料はスプルス材、裏板はシナ合板を使用しました
1段に35枚 の4段なので合計で140枚の札が入る寸法です



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年7月28日月曜日

祠の扉を製作しました

こんにちは木工定食です

少し変わった場所の建具の製作取付のご紹介です

祠の扉を製作です

普通の住宅には無いですよね
こちらはお世話になっているお寺さんからのご依頼なのですが
屋外にある石で出来た祠の扉の製作をさせていただきました


元々は扉も石で造られていた様ですが扉が無い状態でした
今回祠の周りを修繕したタイミングで
扉を木製建具で製作するご相談をいただきました

祠開口の周囲に扉用の凹みのが15ミリあるので
石の扉があったであろう同じ部分に取付を考えます

枠と一体型の蝶番を使わない方法で建具を考える事になりました
蝶番を使わないので建具本体にツノを付けて枠に入れ込みます
いわゆる軸吊の様な造りになります

この場合建具と木枠を先に工場で組み立てて
現場では木枠と祠の溝の調整をしながら取り付けます
程よいハマり具合にしてコンクリと木材用の接着剤で施工しました

普段は閉じておくとの事で簡易的ではありますが
鍵を取り付ける要望をいただいたので掛け金と南京錠を付けました

 開口の寸法は 縦が40cm 横が30cm 程の小さな建具になります
建具の形式で言うと『鏡板入り框組両開き戸』と言う感じでしょうか?

材料は桧材で製作してます
縦の框が15ミリしか無いので
掛け金は一番小さいサイズの物でギリギリ付きました

祠自体が軒先の下にあるので完全に雨からは守られる環境です
なので無塗装の生地仕上げで収めています

これまでに同じ様な事例ですと
お稲荷さんの扉や石灯籠の扉などがありました
どれも小さな扉ですが建具の分野になります
少し変わった施工場所の小さな建具という事でご紹介しました


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年7月22日火曜日

台湾桧にて額縁製作

こんにちは木工定食です

フレームレスの写真の額を製作しました
アルミ複合版のパネルがベースの写真の額を制作しました
フレームレスでも飾れる作りになっていたので
また額から外して日焼けの跡が出ない造りにしています
額縁の縁が写真に被らない仕組みです


額のフレームが2重の様な感じに見える額に仕上げてます
元々ピクチャーレールが付けてあるので
便利ですしスッキリ飾れますね
お客様にも喜んでいただけました



夏という事でちょと市内のお祭りをご紹介します

ここ伊豆の国市では8/3に毎年狩野川沿いで花火が打ち上がります
狩野川台風の鎮魂の思いが込められた花火大会です
8/1には大仁地区でも花火大会があるのですが
どちらも打ち上げ場所から会場の距離が近いので
真上を見上げるような花火大会です遠くから見るのもいいですが
会場で見るのも他の花火大会と一風変わっていていいですよ



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

半鐘台の製作 

こんにちは木工定食です

前回の投稿と同じ寺院の製作物をご紹介します
前回の台を製作した後にご相談いただきました

半鐘という少し小さめの鐘を吊るす台の製作の依頼をいただきました
要望を伺い当初2パターンほど提案ささていただきましたが
建物に絡めての方が一番ベストですが、、という運びに至りました

お寺さんがお付き合いいただいている建設会社さんにご相談する事も含めて
再度検討していただきました
その後構造上後からやる場合は結構手間がかかるという事で
再度ご相談いただきました

という事で置き型の半鐘を吊るす台の製作をさせていただきました
設置場所の天井高、置けるスペースに限りがある事と
鐘を鳴らす理想の高さでいろいろ検証しました
という事で4本の柱で鐘を吊す様な仕様に辿り着きました

イメージがこちらです


材料はヒノキの芯を避けて製材された背割れの無い材料で製作しました
2面上小というランクの材料になるのですが大きさも結構大きいので
なかなか探すまでに時間がかかりましたがいい感じの仕上がりになりました


工場で組み上げ本堂へ搬入後半鐘を取り付けました
本体の高さは2m65cmになります
半鐘は60kg程の重量になります
吊す金物は建築金物でも提案させていただきましたが
仏具屋さんの方で吊す金物を手配できる事になったので
金物は支給材で本体の加工をして取り付けました



色々高さと大きさに関しては悩みましたが
最終的には半鐘を鳴らしやすい高さになったので
いろいろ検討した甲斐がありました

半鐘(ハンショウ)については自分は今回初めて調べることになりました

ちなみにchatGPTに説明を頼んだっら下記の様な文になりました


お寺の半鐘(はんしょう)とは?


お寺にある「半鐘(はんしょう)」は

小さめの鐘で、昔からいろいろな合図に使われてきました。



名前の意味


「半鐘」という名前は

大きな鐘(釣鐘)の「半分くらいの大きさ」だからそう呼ばれています



半鐘の使い道


時間のお知らせ

 朝や夕方のお経の時間、門の開け閉めの合図として鳴らしました。


法事やお葬式の合図

お経が始まる前などに鳴らして、みんなに知らせます。


火事や災害の知らせ

昔は火事が起きた時など、危険を知らせるためにも使われていました。


修行の時間の合図

座禅や掃除、食事の時間を知らせるのにも使われます。



という事で昔では火の見櫓に付いていたりと

お寺以外にも使われていたみたいですね

今回のお寺では法要や催事の時の合図に使う様です

設置後に鳴らしてもらいましたが現代のスピーカーから鳴るサイレンより

音の広がり方が耳に響く感じがしました

本堂の中なので尚更響いて聞こえたかもしれませんが、、、

今後半鐘を吊る台を製作する事は無いと思うので貴重な経験になりました




伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年6月4日水曜日

お寺さんの台を製作させていただきました

こんにちは木工定食です

市内のお寺さんからご相談いただいた製作物のご紹介です

法事の際に使用する什器のい製作の相談をいただきました
基本的には現在使用している台の寸法での製作になります
全部で3種類の台の製作になりますが
組み合わせによって使い方を変えれる要望でしたので寸法を少し改良して製作しました

材料は現在使用している台はラワン材で造られていますが
近年ラワンで材料を探すと高くなる事と必要な寸法の材料が入手しづらい事もあり
吉野の桧材で提案させていただきました

昔はラワン材が良く流通していて安価な材料の代名詞だった様ですが
だいぶ前から希少な材料になってしまった様です
現代では設計士さんやデザイナーさんが意匠的に選定する場合があるという感じです


まずは①の台になります祭壇の様な使い方をするのですが
場合によっては棚板を外して使用する事もできる様にとの要望で
天板上の2段は取り外せる仕様にしています

脚端部には移動できる様にキャスターをつけてあります
設置する部屋の床がタイルカーペットなので双輪のキャスターで選びました
単輪よ床材にめり込みにくいので使用感が楽だと思います
ちなみにスガツネの対荷重80kgの物で選びました
桧材は無節になります






続いて②の台になります
こちらは単独でも使うし①の前に置いても使うという事で
①の天板高さを5ミリほど低くする事と柱部材の内側に入る幅の寸法で製作しています




③”の台は奥行き方向に2台並べて使用した時の寸法で製作しています



今回の製作はシンプルな見た目ですが
随所にこだわりを詰め込んだ製作になりました

設置は7月に入ってからなのでしばらく保管してからの納品になります

毎回1からの製作になるので細かな寸法や要望は普通の事なので
製作可能であれば盛り込まさせていただいております
納得のいく物を製作できればと考えております

気になることはお気軽にお問い合わせください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年5月29日木曜日

テーブル天板 面材の上貼り編

こんにちは木工定食です

今回はちょっと番外編な内容ですがサイドテーブル天板の修繕になります

テーブル天板 面材の上貼り編


こちらのテーブルですがウレタン塗装の塗膜の劣化により塗膜が剥がれています
天板自体は無垢でできているので削って色を合わせてサイドウレタン塗装で可能です
しかし今回の場合はビジネスホテルの客室で使用しているため
預かりの期間をあまり取れないという事と予算的な兼ね合いから再塗装は用いませんでした


再塗装以外の方法で対応するとメラミン化粧板の上貼りになります
材料の厚みは1ミリ程度なのでエッジを斜めに面取りする事で自然な仕上がりになります
完成がこちらです


予算的にも再塗装より抑えれますし施工時間も短時間で済むので1晩預かるだけで可能
何部屋かこの施工をやらさせていただきましたが
コップの水滴による輪染みから進行した様な痕跡が見られるので
様々な人が利用する宿泊施設だとメラミンの方が向いているかもしれません

ちなみに再塗装をする場合だと施工に3日、その後触る事はできますが
塗膜の硬化を考えると使用してもらうまでに1週間以上は養生期間を置きたいです

今回は無垢の天板だけど上貼りしましたが
フラッシュ造の貼り物系のテーブルを修繕する場合にはこの方法になります

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした