2026年1月21日水曜日

最近の建具の使われ方について

こんにちは木工定食です

建具屋の製作するドア、引き戸のイメージってありますか?
多くが障子や襖など和のイメージが浮かぶ方が多いと思います
実際は和風洋風関わらず製作してます

ここでイメージに浮かびやすい和の建具について考えてみました
昔は日本家屋というと自動的に障子、襖という造りが多く
選択の余地がなかったのではないかと思ってます


障子は今「イケてる」のか?


ここ数年有名建築家やデザイナーの写真に
障子を取り入れた空間が映っていたりします
流石にイケてる感じで取り入れられてます

障子というと「和室にあるもの」「実家っぽいもの」

そんなイメージが強かったと思います。


障子は「仕切り」ではなく「装置」になった


従来の障子は部屋を区切る、視線を遮るためのものでした。

ところが最近の設計では、

障子は空間をコントロールする装置として使われています。

文字だけだと似ている様に思えますが

演出的な要素として取り入れられている気がします

光を柔らかく拡散させる、奥行きをつくる

空間の輪郭をぼかす


壁でもガラスでも無いちょうどいい曖昧さ

今の住宅デザインに取り入れられている気がします


デザイン視点で見る、障子の印象


設計事例の写真を見ると決して和風だからという印象は受けません

どちらかというと柔らかさ、曖昧さを

周辺の素材と組み合わせて空間を魅力的にしています

これは障子は「和」の演出ではなく

空間の質を高めるための要素として使われています。


障子が持つ「柔らかさ


デザイン的に注目されがちですが

障子は機能面でも優れています。

直射日光をやわらかくしたり昼と夜で表情が変わる

視線は遮るが、気配は伝える


この「完全に遮らない感じ」は現代の住宅で求められている

心地よい距離感と通ずる面が多いのではないでしょうか




伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした