こんにちは木工定食です
今日は建具の框戸の製作風景をご紹介したいと思います
まず、この字ですが 框戸(カマチド)といいます
天然の無垢の木でホゾとホゾ穴で製作する方法の建具を框戸といいます
なので引戸タイプでもドアタイプでも框戸といいます
少し内容が逸れますが
建具の用語は昔からの呼び名が多いいので一般の方に説明するときには少し困ります
例えば建具の下の部分が壊れているので部材のヶ所を説明する時には
下桟(シモザン)が.... と言うのですが
これを電話などで説明する時には
『建具の枠みたいになっている所の下の部分』とか
『下の横に使っている部材』とか
自分達にすると何処か遠回りした言い方で説明するんです
なんか言っている自分が何処の箇所の説明をしているのか
分からなりそうな感覚に落ち入ります
けどお客さんにはしっくりくるようで大体通じます
通じると毎回ホッとします (笑)
という事で製作風景です
これが建具の横に渡る部材になる所です
上が上桟(カミザン)
下が下桟(シモザン)と言います
部材は木取りする段階から
何処ヶ所の何処の部材になるという事を決め工程が進んでいきます
なので勝手墨という印を見えなくなるヶ所に記していきます
作業段階で部材がバラバラに運ばれてもこの印で認識して製作します
と今日は框戸にまつわるちょっとしたお話でした
朝夜寒くなってきたので体調にはお気おつけください〜
伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした