2026年1月26日月曜日

旅館さんからのご相談も受け付けております

こんにちは木工定食です

旅館さんからの依頼も賜っています


今日はちょっとしたご案内です

弊社は個人のお客様からの修理、調整の依頼もお受けしておりますが
同じ様に近隣の施設、旅館さんからも直接電話でご相談いただく事があります
内容は主にメンテナンス、修理的な事が多いです
問題なく対応させていただいているのですが

基本的には普段付き合いのある設計事務所さんや建設会社さんが
いらっしゃればそちらにご相談をしていただいた方がいいですよとお話ししています
なぜかというと今までの修理歴や建物の状態を把握していたりするので
元請けさんに相談すると話が早いと思います

近場では伊豆長岡温泉があるので数軒お世話になっている旅館さんがあります
内容は一般の住宅のお客様と変わらず
障子紙の張り替えから金物の不具合による取替など行なっています

ただ突発的な要望ですと予定が組めれば迅速に対応しておりますが
なかなか予定が合わない事もありますので
不具合など感じ始めましたら早めのご相談をお勧めいたします

お気軽にご相談ください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

055-949-2039

2026年1月21日水曜日

最近の建具の使われ方について

こんにちは木工定食です

建具屋の製作するドア、引き戸のイメージってありますか?
多くが障子や襖など和のイメージが浮かぶ方が多いと思います
実際は和風洋風関わらず製作してます

ここでイメージに浮かびやすい和の建具について考えてみました
昔は日本家屋というと自動的に障子、襖という造りが多く
選択の余地がなかったのではないかと思ってます


障子は今「イケてる」のか?


ここ数年有名建築家やデザイナーの写真に
障子を取り入れた空間が映っていたりします
流石にイケてる感じで取り入れられてます

障子というと「和室にあるもの」「実家っぽいもの」

そんなイメージが強かったと思います。


障子は「仕切り」ではなく「装置」になった


従来の障子は部屋を区切る、視線を遮るためのものでした。

ところが最近の設計では、

障子は空間をコントロールする装置として使われています。

文字だけだと似ている様に思えますが

演出的な要素として取り入れられている気がします

光を柔らかく拡散させる、奥行きをつくる

空間の輪郭をぼかす


壁でもガラスでも無いちょうどいい曖昧さ

今の住宅デザインに取り入れられている気がします


デザイン視点で見る、障子の印象


設計事例の写真を見ると決して和風だからという印象は受けません

どちらかというと柔らかさ、曖昧さを

周辺の素材と組み合わせて空間を魅力的にしています

これは障子は「和」の演出ではなく

空間の質を高めるための要素として使われています。


障子が持つ「柔らかさ


デザイン的に注目されがちですが

障子は機能面でも優れています。

直射日光をやわらかくしたり昼と夜で表情が変わる

視線は遮るが、気配は伝える


この「完全に遮らない感じ」は現代の住宅で求められている

心地よい距離感と通ずる面が多いのではないでしょうか




伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月19日月曜日

番付表の額製作

こんにちは木工定食です

今回は今までで初めての製作物で

大相撲の番付表を飾る額の製作

をさせていただきました

大相撲の毎場所発行される番付表
画像なので目にしたはありましたが
実施手にして拝見することは初めてでした

番付表は飾ったりすると縁起が良いそうですね

少し調べてみると普通の四角いフレームで出来たタイプや
『入』の字をモチーフにした形状のタイプがあります
四角いフレームタイプだと既製品で事足りてしまいそうなので

『入』のタイプで壁掛けを考慮した仕様と
オリジナルの形状のタイプの2パターンで提案させていただきました


定番スタイルとオリジナルという括りで考えてみました

選んでいただいたのは右のオリジナルタイプに決めいただきました
個人的には自分もこのタイプが気に入っていたデザインになります
アイコンとして強く示したい場合だと入タイプかなと思ってたので
どちらを選んでいただいても大丈夫という思いでしたが
オリジナルの方が個人的に思いが乗っています

このタイプは規格品では見ることも無いので
オーダーで造るならではという路線です
シンプルでありながら日本や社を彷彿させるデザインかと思います
という事で結構自分でも気に入っていたデザインなので
こちらを選んで頂けて嬉しかったです

材料は今は入手できないと言われている台湾桧を使用しました
ガラス部分はアクリル板を入れてます
框組の外枠に20ミリの額縁を被せています
取り外しは裏の留め具で普通の額と同じ様な造りにしています

飾る場所はピクチャーレールがある環境なので
上部にフックを掛けれるカンをつけました





奥行きは絵の額より掲示面が前面に来る様な寸法で造りました
番付表は字も細かかったりするので
枠の縁から奥まらない方が迫力が出ます
実際番付表を入れてみるとイメージ通りにできた感がしました
本体の仕上げはワックスを塗って自然な仕上げにしています


今回は初めての製作物で貴重な経験になりました
ありがとうございます


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月9日金曜日

飾り額 ウォールナットとチーク

こんちは木工定食です

カレンダーを飾る額を製作しました



基本的にお任せという事で製作させていただきました
外周の枠は無垢材のチークで製作してます
こだわりポイントとしては正面側に板目が出るようして
枠の内側、外側共R面を加工してます
板目の木目がR形状に繋がっていくのが個人的に好きです

もし柾目を正面に持ってくるならR面は取らないで
直線のイメージでカチッとした方が
柾目が生きてくるような気がしてます
ここは主感なのでただ好きってだけです

バックの板はウォールナット突板の柾目です
この辺もバックの柾目とメリハリを付けたかったので
枠のチークは正面を板目にした要因にもなってます



仕上げは艶消しのウレタンクリアです
木肌の質感が出る様にオープン仕上げにしてます


塗装はしてますがナチュラルな仕上がりになりました



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2026年1月8日木曜日

欄間障子を後から付けました

年も明けて2026年になりましたね
本年もよろしくお願いいたします
木工定食です

前回の投稿からしばらく開いてしまいましたが
年末は恒例の障子の貼り替えや急な金物の取り替え等色々ありました
ブログに掲載できない製作物もあったりといろいろでしたが
無事終える事ができてました

そんな中から住宅の中にある実用的な案件のご紹介になります

欄間に障子を後から取り付けました


座敷の欄間にはいろいろありますが
彫刻された板や空間が開いている設えの欄間を取り入れた座敷は多いいです
欄間障子が入れてある場合はいいのですが
この空間があると空調が効きにくいです
今回は空間の空いた欄間に障子を取り付けました

築40年ほどになるそうですが
来客がある際は和室に泊まってもらう事があるそうで
冬も夏もエアコンが効きにくいという事から相談いただきました
実際板で欄間の部分を塞いでおられました



裏側は楔を入れてあり
建具の入る溝の付いた敷居と鴨居部材はありません
採寸したら奥行きに障子1本入る奥行きがありました
FIX形式で欄間に障子を入れる事になりました


そして施工後がこちらです
裏側からの写真を撮り忘れましたが
障子の上下に鴨居と敷居になる溝を加工した部材を取り付けてます
裏から見ても自然な仕上がりです
施主さんにも満足していただき
もっと早めにやれば良かったと言っていただけました
と工事は終わったのですが

欄間ってなんであるのかな?個人的に思ったわけです
単純に見た目だと薄々思っていた程度でしたが
ちょっと検索してみました
機能的には採光と換気の役割で設けていたそうです
こちらのお宅も全体的に風通しが良く造られているようで
夏場はよく風が通るとお話を伺いました
確かに30年ほど前は夏場の夜はエアコン無しで寝てたなと思いました
窓開けっ放しで寝てると朝方肌寒くて
喉痛くなっていた事もあったなと思い出しました

近年は夜もエアコン掛けないと寝れませんよね
気候が変わって今では空間の空いた欄間は
効率的で無くなってしまったようです


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした