2022年11月19日土曜日

近場の遊び場③黄金崎

こんにちは木工定食です
ここ静岡は日中はまだ気温が20℃に達する日もあり暖かい陽気でおります
ニュースでは東京は日中もダウンを着ている人が行き交うなんて映像を見ると
静岡ってやっぱ暖かいんだなと思いますね

静岡平野あるあるですが御殿場など雪の降る機会がある地域の方は別だと思いますが
平野エリアの住人は雪に弱いです
冬用タイヤの準備をしている家があまり無いって事もそうですが
10年?に一度くらいは平野部でも雪が積もる事があるんです
そうすると大変です休日だと交通量が少ないです家から出れなんですよね
平日に降ったりすると仕事早めに上がろうなんて話になります
実際幹線道路などで事故も増えますし

そんな事を考えていたら前回雪が降ったのは8年前位だったで
そろそろ来る頃かな?なんて思っています

さて今回は近場の遊び場③という事で西伊豆にあります黄金崎のご紹介です
ここ伊豆の国市からは車で1時間程で行けます

コロナ禍なので外スポット+ドライブ的な感じで良いかなと
初めて行ってきました
近場に住んでいて知らなかったのですが馬ロックという景色が有名なようです
展望台まで遊歩道を歩いて散策できるようになっているのですが
手前の展望台の柵に馬ロックで馬という事で
競馬的中の祈願をした絵馬が何枚かぶら下がっておりました

黄金崎

こちらが馬ロックの写真です
自分は馬のように見えましたね

この日は暖かく無風の快晴で外日和でした
それにしても西伊豆の海はきれいなエメラルド色で綺麗です
それと岸壁もきれいで景色最高ですね
海と岩のコントラストが素敵なスポットでした
西伊豆町は夕日スポットで有名らしく夕方狙いで行くのも良さそうです

このエリアからもう少し南下していくと
トンボロという季節によっては干潮時に小島に渡れるスポットもあったり
海の見える露天風呂に入れる公園もあるようで他にも気になるエリアです

伊豆ってどちらかというと東伊豆側の方が
観光施設が多かったりするので注目されがちですが
西伊豆側はゆったりとしていてまた違った魅力のある良い所でした

渋滞も無く行けるので海を眺めながらゆったりとしたドライブを楽しめるので
また違った伊豆を感じられるおすすめのエリアです

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした





2022年11月16日水曜日

聞きなれない言葉 ウズクリ??

こんにちは木工定食です

前回は框組みの建具の事について触れたので
今回も聞きなれない言葉繋がりでいこうと思います

その名は『ウズクリ』と言います
一般的に聞きなれない言葉ですよね
漢字では『浮造り』と書きます

聞きなれない言葉ですが木材の表面加工になります

このウズクリですがどんな加工かというと
無垢の木の表面をワイヤーブラシやホイールサンダーで研磨して
木目の柔らかい部分を削り込むというか凹ますような加工になります
ホイールサンダーの様なブラシ状の形状で擦るので
面に対してヤスリのように全てを削り込む訳ではなく
木目の硬い部分は残り柔らかい部分が削り込まれます
そのため木目が浮いてくるのです

この加工は見た目にも手で触っても立体感がありボコボコしているので
表面を見ると『浮造り』という漢字もしっくりきます
参考までに画像の緑で塗られた部分が削られる部分になります
ウズクリ

ウズクリは建具以外にも施されることが多いです
建具の場合には腰板や下の画像のような
板を入れ込んだ建具の板の部分に施したりします
一般的には框材や横桟には行いませんがウズクリ加工をすると
ビンテージ感のある建具になるかもしれませんね

建具

↑ウズクリした杉板を入れ込んだ開き戸です

ウズクリのメリットとしては
表面の柔らかい部分を一度研磨するので
小さな傷が付きにくく凹凸がある事で傷が目立ちにくい事かなと思います
あとは見た目が特徴的なので人によって好みが分かれる仕上げになると思います

当工場ではホイールサンダーで作業しますが
DIYでワイヤーブラシでやる場合は軽めに擦らないと
削りすぎてしまう場合があるので気おつけてください
やり方によってはウズクリと塗装でビンテージ感が出たりするので
いろいろな使い方ができる加工だと思います

            伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした








2022年11月9日水曜日

框戸建具の製作です材料は杉!

こんにちは木工定食です

今日は建具の框戸の製作風景をご紹介したいと思います

建具

まず、この字ですが 框戸(カマチド)といいます
天然の無垢の木でホゾとホゾ穴で製作する方法の建具を框戸といいます

なので引戸タイプでもドアタイプでも框戸といいます


少し内容が逸れますが
建具の用語は昔からの呼び名が多いいので一般の方に説明するときには少し困ります

例えば建具の下の部分が壊れているので部材のヶ所を説明する時には
下桟(シモザン)が.... と言うのですが

これを電話などで説明する時には

『建具の枠みたいになっている所の下の部分』とか
『下の横に使っている部材』とか

自分達にすると何処か遠回りした言い方で説明するんです
なんか言っている自分が何処の箇所の説明をしているのか
分からなりそうな感覚に落ち入ります

けどお客さんにはしっくりくるようで大体通じます
通じると毎回ホッとします (笑)

という事で製作風景です

建具製作

工場

これが建具の横に渡る部材になる所です
上が上桟(カミザン)     
下が下桟(シモザン)と言います

ほぞ

部材は木取りする段階から
何処ヶ所の何処の部材になるという事を決め工程が進んでいきます
なので勝手墨という印を見えなくなるヶ所に記していきます
作業段階で部材がバラバラに運ばれてもこの印で認識して製作します

と今日は框戸にまつわるちょっとしたお話でした
朝夜寒くなってきたので体調にはお気おつけください〜

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした