2025年4月30日水曜日

物語に学ぶ扉の意味

こんにちは木工定食です


今日は映画や物語に出てくる扉、引戸の役割について思った事を


私たちが日々向き合っている「扉」や「引戸」。

それはただ空間を仕切るための道具では無いのかなと、、、

 物語の中ではその向こうに何があるのか

開けると何が始まるのか、モンスターが出てくるのか

映画や物語の中ではそんな想像を掻き立てる使い方をしています


『アリスの不思議の国』では、小さな扉をくぐってアリスが不思議の国に入り込みます。

『ナルニア国物語』では、クローゼットの奥が別世界に通じています。

『アラジンと魔法のランプ』では「開けゴマ!」の呪文で秘密の扉が開きます。

『青ひげ』の物語では、絶対に開けてはいけない扉が鍵を握る展開になります。


こうした扉は、「境界」であり、「秘密」であり、そして「冒険の入り口」でもあります

私たちがつくる扉も誰かの暮らしの入口なのかもしれません


障子を開けると、優しい光と風が通るリビング

 引戸の向こうに家族が集まる団らんの場


物語や曲にインスピレーションを得た生活を描いている方もいらっしゃると思います

具体的な写真、では伝えることの難しい部分もありますし

そんな理想の一部を建具が叶える要素になれればと思います


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした