こんにちは木工定食です
衣桁の修理
先日過去のブログを見ていただいたお客様に
ご相談のお電話をいただきました内容は衣桁の修理のご相談でした
その前に衣桁の事を少し
衣桁(いこう)と言います
漢字の見た目でなんとなくは読めますが
知らない人はどんな物かわからないかなと思います
前回の写真ですがこちらが衣桁です↓
自分も数年前に修理をするまで衣桁と言う言葉には馴染みがありませんでした
昔のブログを見ると 衣紋掛け? とか書いてありましたね、笑
当時は言葉は知りませんでしたが
目にした事がありますよねって認識でした
前回ブログに書いた当時は塗師屋さんがこの辺には無く
塗りが剥がれている箇所が足の一部分だったので
お客さんと相談して黒の塗料で色付けする程度で終わりました
この時も全体のホゾの緩みと蝶番が壊れてしまていました
作業内容は本体の組み直しと蝶番金物の取り替えでした
しかし時を経て6年前くらい前に富士市の塗師屋さんと付き合いができました
上の写真の過去物件は8年前くらいになります
という事で一度見積もりをさせていただく為に現調に伺いました
現状は全体的に結構剥がれています
本体のホゾ組みは全体的にスポッと抜けてしまう位グラグラなので
蝶番も本体の動きがあるので歪んでいました
作業の内容は
全体の組み直し / 本体表面の塗り直し / 蝶番金物の取り替え
以上のような内容になります
お見積りを提案させていただいてOKをいただきました
衣桁もお預かりして工場で分解する所から始めます
全体はグラグラだったのでホゾはすぐ抜けました
接着剤の効力は切れていてますが部材に残って付いている接着剤がります
古い接着剤が残っていると新しい接着剤が染み込みにくいので
ノミで削って綺麗に取り除きます