2025年9月18日木曜日

障子紙 普通紙、ワーロンシートについて

こんにちは木工定食です

ここのところ障子紙の貼り替えの案件が入ってきてます
お電話でのお問い合わせもいただいたりしてます
季節の変わり目で動いてきた様に感じます
春、秋に張り替えるのが一番いいかと思います
どうしても年末の大掃除時期にというイメージがありますが
以外に障子、襖を引き下げてみると寒さが違かったりしますので
この年末に貼替えなでお考えでしたら少し涼しくなる秋口にどうでしょうか?


今日は紙の種類についてご紹介しようかと思います
当方では2種類で提案させていただいてます

まず普通紙

大体の一般家庭の障子ではこの普通紙で貼り替える事が多いです
原料が紙のみでできていて昔からある材料です

もう一つはワーロンシート

樹脂のシートに障子紙を貼り付けた様な材料です
こちらは鋭利な物で突き刺したりしない限り破れる事はありません
施工方法も専用の両面テープで貼ります
こちらの材料は多様な人が利用する様な場所に取り入れる事が多いです

障子の本数が多くなると価格がかなり変わってくるので
見積もりを提案させていただき
検討していただいて決めていただいております

たまにどっちが良いかな?という相談をされた時は
3、4年に一度貼り替えの依頼をする事などが面倒でなければ
普通紙を進めさせていただいてます

とは言ってもワーロンシートも良い材料です
貼った見ためは普通の障子紙と変わりませんので
気になる場合は切れ端サンプルを実際に見て触ってもらってます


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月15日月曜日

蔵戸の製作

こんにちは400回目の木工定食です

蔵戸の造り替えをさせていただきました

まず現調に伺った時の状況を紹介します
既存の引戸自体蔵を建てた他当時の建具だと思います

画像は 左:外側 右:内側

蔵戸本体の材料は欅(けやき)上部の格子部分は桧(ひのき)で製作されてます

内部側の画像を見ると建具の腰板裏側に戸締りの仕掛けがあるのですが
この造りオートロックの様な造りになっています
引戸を閉めきると敷居に加工された穴に
建具についている部材が落ち込み扉が開かなくなる仕組みです
開ける時は鍵棒を表の腰板の穴から入れて
刺さっている部材を持ち上げて解錠する仕組みです

シリンダーの様な鍵では無いですが外側から開ける時は
引っ掛ける場所をわかっていないと開けられな様なとコツがあるので
使用している人じゃ無いと手こずるみたいです
原始的ですが所有者じゃ無いと開けにくいという事が
鍵になっていると思うと面白いな思います

また戸車が入っているのですが磁器のような素材でできていましした
個人的には初めて見ましたガイシに似た様な素材感でした

造り替える建具のお客様からの要望は
もっと軽くて戸締りできれば良いとの事でした

既存と同じ様な仕様で製作するとかなり金額がかかるので
フラッシュ造の杉板貼りの建具と木製雨戸の造りの建具で提案させていただきました
どちらも今度は甲丸レールを取り付けて戸車で動く仕様にします
戸厚も50ミリほどと厚いですが
ベアリング入りの戸車にすれば引き心地はスムーズにお使いいただけます

見積もり前に既存の施工場所をレーザーを使って採寸したのですが
年数も経過していることから傾きと捩れが発生してます


また現状敷居にレールを取り付ける場所がないので
上の写真の建具のはまっている空洞の溝の部分に下地を埋め込む事にしました
水平も取れていないのでこの部材を施工する際に水平もみて取り付ける事にします
という調査を踏まえ2案の提案をさせていただき杉板張りの案にきましました
両面杉板になるので丈夫ですし見た目もいいと思います



杉板は最終的に防虫効果のある塗料で塗装するので
節有りの材料を選んでます節ありといても生き節の綺麗な材料です
塗装も焦げ茶なのでほぼ問題ないです
無節にすると見積もり金額もかなりあがってしまうので今案件には適材かと思います


今回鍵はひとまず必要ないとの事だったので取り付けませんが
一応下地は入れときましょうという事で杉板の内部には下地を仕込んでおきます
今後必要であればシリンダー錠の取り付けはできる様に製作しました




今回製作した建具

フラッシュ造という造り方の両面杉板貼り
防虫防腐塗料 ガードラックラテックス(水性)

サイズ

高さ1880×幅1040 戸厚51ミリ


仕様

甲丸レール、ステンレスベアリング入り丸戸車36ミリ
引手 NO327-S 角引手 スレンレス製

という事で杉板の板戸取り替え完了です
最後の調整もうまくいきスムーズな使用感になりました

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月10日水曜日

バイク荷台BOX

夏が長いですね
こんにちは木工定食です

バイクの荷台BOXの製作しました


今回は番外編的な内容のご紹介です
先日バイクの荷台に取り付けるBOXを製作させていただきました
ふらっと寄っていただいたお客さんで
たまに工場の前を通る時に気にしていただいたようで
今回お寄りいただきました

初めは工場売り場に置いてある非売品のベンチを目にしていただき寄ってもらえました
結果的に非売品のベンチはかなり気に入っていただけた事と
現品渡しで良いならという条件でお売りしました

また時間と材料が余ったら製作しておきます


スケボーを連想させる形のベンチなんですけど
来社された方に座っていただき打ち合わせをする際に使用しておりました
また材料が余ったら製作しておきます
非売品なんですけど結構褒めてもらえるのでもっと日の目に当ててもいいかもしれません

という事で本題の製作したBOXです
まずバイクにてお寄りいただいたので荷台の寸法を採寸しながら
要望をお話ししていただきました
とにかく綺麗な木より古ーい木が良いなという趣でお任せという内容です
弊社では古材的な材料は特に扱っていないので
ダメージ加工というか古く見せる塗装で仕上げる感じでどうでしょう??
という話をさせていただきました
結構即興的な打ち合わせで材料も含め後日提案させていただく事に

と昨年工場を整理している時に奥の方から現れた
ラワンの板がある事を思い出しました
出してみると結構良い感じの状態でこれ良い感じになりそうだなと
一度見ていただく事にしました

再来社していただき材料も気に入っていただき
金額も了承をいただいたので製作させていただきました

実際BOXをバイクに接続する作業はバイク屋さんで取り付けてもらいました
設置後にも寄っていただき自分も完成形が見れました



ラワンの焼けが雰囲気を出しているBOXになります
ちなみにこの材料はもう無いので唯一無二のBOXになりました

お客さんはBOXを黒に塗るか迷っていました
おそらくどちらも有りですが
個人的には塗らない方に1票入れさせていただきました
ここは好みだと思います

乗ってこられたバイクもかなりヴィンテージなバイクで
とても綺麗に所有されていたので
物を大切に使ってくれそうな方に使っていただけそうで
作り手側も嬉しいです

今回はこだわりと想いの詰まったBOXを製作させていただきました
建物に限らず趣味に関する製作物の相談をいただく事もあるので
お気軽にご相談ください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2025年9月2日火曜日

リビング収納製作と脚金物の事

こんにちは木工定食です

リビングに置くキャビネット収納の製作をしました

普段は壁に固定して取り付ける形の造作家具が多いいのですが
今回はお客様からの要望で置き家具仕様の製作になりました

ご要望はA4ファイル関連が入る事とバッグが置ける事です
周囲はウォールナットの突板を基調としたインテリアなので
面材は既存の突板に似ているポリ合板とメラミンを使用してます
天板にメラミンを使用して天板の縁はウォールナットの無垢貼り仕様
無垢だと面が大きめに加工できるため手触りもやさし感じに仕上がります

シンプルな収納なので大きさで存在感を調整する感じです
検討用にCGを2種類幅900と幅1200イメージです
容量的には幅900でも十分というところですが
リビングが広いので幅1200の方がしっくりきますね





奥行き寸法は450未満で検討しているので材料の部取りも効率良いデザインです
スペース的には奥行き600くらいまで可能ですが
奥行きが深すぎると内部に入れる物によっては出しにくくなる事があります
今回は書類関係と後は小物という事なので450未満で提案させていただきました

内部ブラックと他の収納と同じ仕様にしてます


完成がこちらです
光の反射で天板と扉が違く見えますがね
実際は自然な感じです


とここまでが完成しましたという事ですが
今回勉強になったというか
明らかになった事がありましたので
こちらもご報告です

今回置き家具という事で脚を金物で選定していたのですが
金物の脚金物となると普段取り扱っているメーカーだと
ほぼ種類がなくマットブラックとなるとほぼ一択でした
下の画像の様な円筒の形状か角形状かしかありませんでした
打ち合わせでお客様から
『少しテーパーに絞れた脚がいいよね』
という話にもなったりした事もあり

もう一度調べな直しましたが造り的に確証持てそうなメーカーだと
WEBでは手元のカタログ程度しかヒットせず。。。

楽天、Amazonでは中国、ベトナム等の海外製の物なら
見た目的に理想とするテーパーの脚金物が出てきました
ですが製作する側から考えるとメーカー物と海外物だとどうしても
メーカ物の方が安心感があるんですよね

そんな事を考えていながら
別の業界の金物なら世に出にくい業界物の脚金物があるのかなーと考え
心当たりのあるソファーを製作している会社さんに相談してみました
ソファーって脚金物使うよなと思ったのですが。。。

電話して簡単に説明すると全く同じ悩みというか問題を抱えているらしく
話の内容を理解していただくまでの時間は一瞬でした
鏡面、クロークだと多少はあるそうですがブラックだと皆無みたいで
やはりネットで出てくる外国製の脚金物になるそうです

ソファー屋さんの社長さんも言ってましたが『メーカー物で探したいよねー』
この思いは共通している様です

色々考えましたが記載されている対荷重をクリアしている事と
口コミなどをしっかり検討した上これなら良いかもという物を選び
施主さんに相談して了承、採用という流れになりました
下のBタイプのストレートが選んだものです



構造的にシンプルなので手元に届いて造り見れば使えるかは判断できるかな
という所も今回取り入れた経緯になります
で実際手元に届いた感じは問題と判断したので取付けました
同じ様な形で数種類ありましたがこれにしてよかったと思います

という事で脚物の金物ブラックが業界では無いです
これ盲点じゃないか、結構需要はあると思うんですけどねー

置き家具もお気軽にご相談ください



伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした