2024年11月11日月曜日

規格品の建具の修理について

こんにちは木工定食です

今回は規格品の建具の修理についてです


現在建具には2種類の施工パターンがあります

建具屋が取り付ける建具

一つは大工さんが枠を付けた後、建具屋が採寸して製作・取付けする製作建具

大工さんが取り付ける建具

もう一つは建材屋さんから販売されている枠と建具が一体になって製作されている
規格品(既製品)の建具があります
この場合は枠の寸法が決まっていて建具も寸法を合わせて製作してあるので
枠の取付寸法を守りながら大工さんが建具を取り付けます
この場合は建材系の問屋さんが流通ルートになります

規格品(既製品)の建具の見分け方

素人目では規格品、既製品か製作品か判断しにくいかと思いますが
規格品の特徴として
建具の表面が木目のシートの様な表面で仕上がっている
この様な建具は規格品の可能性がかなり高いです

建具のどこかにこの様な製造番号とか記載されたシールが貼られてると思います
探してみてください


規格品の建具だった場合

上記のシールが貼られてたりする場合は
施工してしてもらった建設会社さん、工務店さん、大工さんに相談してみてください
金物が壊れている場合など製造番号から調べる事ができ
迅速に比較的簡単に金物の取り替えを行なってくれると思います

また、メーカーによってはお客さん自身がホームページで調べて取り替えられる
アフターメンテナンスのサイトを用意しているメーカーもあるので
一度調べてみてください

といっても施工業者が無くなっていたり、付き合いが無くなっている場合など
色々な事情で相談のお電話をいただき金物の取り替えなど行う事がありますが
この場合、使われている金物の特定をするまでに時間がかるのと
金額的には割高になります

自社の金物で製品を販売しているメーカーもありますし
何年かおきにシリーズを変更するたびに
金物メーカーを入れ替えて販売しているメーカーもあるります
取り替えれる後継の金物が存在しない場合は穴埋めをして他の金物で付け直す事になります

建具に限らずですが不具合があった場合は施工していただいた所に相談してみてください
これが一番いいと思います。
それでも解決しない等ありましたら最寄りの建具屋にご相談ください

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした

2024年11月10日日曜日

2024年11月8日金曜日

テーブル(天板のみ)リメイク例の話

こんにちは木工定食です

円卓テーブルのリメイクのご紹介です


円卓テーブルをリメイク案する時にもう一度テーブルとして使用する際には
大まかに2種類の方法になるかと思います
その内の例をご紹介します


まず椅子で使用するテーブルの場合
天板高さが700ミリ位になります下記の様な丸脚タイプがありますが
この様な丸脚を製作する轆轤(ろくろ)は設備としてないので
知り合いの挽物屋さんに協力してもらう事になるのですが
手仕事で削り出してくれるのでデザインは自由にできます
座のタイプの場合座卓テーブルなどと言いますが
高さは350ミリ前後になります
足が折れる使い方にできる金物を使用すれば
収納も省スペースで可能になります
この折れ脚金物強度がしっかりしているので折れなくてもいい場合でも
木で幕板を製作するより金額を安く上げる事ができるので
意外に使用する機会があります



DIYなどでも部材と金物さえあれば簡単にテーブルが製作可能なアイテムかと思います






また過去例としてだいぶ番外編的な感じですが
天板の下に収納を製作しその上に天板を設置し利用する場合もありました
使う方の発想で意外にニュータイプなリメイクになるので
お気軽に相談いただければと思います


伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした