2019年1月30日水曜日

障子、ドアのリメイク

本年も宜しくお願いいたします 木工定食です

昔の建具のデザインで製作


去年の年末に関わらさせて頂いた建具のリメイクの紹介です

まずは部屋入り口のドアです
こちらの紅葉の柄の入った硝子を再利用して新しい框ドアを作ります
 
昔のガラス
まずは再利用する硝子を外すのですがやってしまいました(涙)
 
古い硝子は割れやすいので慎重に取り外していましたが
プラスチックの枠をたずした時にプラスチックが少し欠け
そのわずかな衝撃で…
下から5センチ程斜めに割れてしまいました
こういうアクシデントはトラウマになりますね

早急に建具のデザインをし直しました
工務店さんに報告→施主さんもお任せしてくれているとの事なので
一回目のバランスより良いデザインになる様に考えました 
 建具の形式としてはガラス戸の腰板舞良戸となります
ちなみに両面格子になっています
材料はスプルス材です
昔風建具
取付完了写真です
真ん中の硝子以外に周りの硝子も昔の建具からの再利用となっています
今では製造されていな硝子なので
こういう形でという使い直すのは
建具のリメイクの中でも理想的な仕事になりました

次は障子のリメイクです
障子の再利用高さを切り詰めたり、足したりして入れ直す事はありますが
中にステンド硝子を入れるというのは初めてでした
 こちらの仕事は元の障子の画像を消してしまったので分かりにくいかもしれませんが
昔の硝子入りの障子のスタンダードなデザインで
真ん中に額が仕込んであって透明の硝子が入ってる障子です
この硝子の入っている部分にステンドを入れたいとの依頼です 
今回入れるステンドの方が一回り小さいサイズです
障子リメイク
写真は製作が終わった後の写真になります
 既存の硝子枠に対してステンド硝子の方が幅も高さも小さいので
幅は既存の額材を切り詰め、高さは新たに額部材を加工して入れました
当初考えていた形よりシンプルにスッキリと納める事が出来ました

障子紙を貼って完了です
障子にステンドグラス
4枚並ぶと壮観な感じに仕上がりました
先ほどのドアとは逆で
建具を活かして新たな硝子を入れるという
建具リメイクの仕事になりました
ステンドグラス障子
昔の建具は今の建具とバランスが少し違っているので
自分たち世代には新鮮に映ります
普通に使い直すだけでもオシャレに見えますね

伊豆の国市 建具屋 山口木工所でした